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Managerial Finance [必修クラス(Required class)]

Managerial Financeのクラスは、入学1年目の春学期に取る必須クラスです。企業内でのお金の絡む決断の仕方や投資の基礎について学ぶ事ができます。個人的にはMBAの必須科目で最も楽しかったクラスの一つです。


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授業は教科書にそって行われます。この教科書は、内容もわかりやすく理解しやすかった印象です。


学んだ知識をベースとしたケースを扱い、グループで発表したりもします。また、私達の時は専属の教授だけでなく、ハワイで実績を残した元名経営者の方もクラスに参加して下さり、学問的な知識だけでなく、現実世界の話もたくさん聴く事が出来ました。

少し話がそれますが、私は世界中の大学で現在教わっている金融知識は間違っているものが多いと考えています。例えば、投資に関しては、例にもれなく、効率的市場仮説を学び、株価の予測をするのは基本的に不可能だと学びました。

効率的市場仮説では、将来の株価は過去の株価から独立しており、株価の変化は正規分布に従うという仮定があります。しかし、過去のデータを見る限り、株価の変化は正規分布よりもより激しく、過去の株価からのフィードバックもあります。

複雑系の観点から見ると、株価の推移は、完全なランダムと一貫した規則性の間にあり、株価の変化はべき乗数に従って変化しています。現実として、株価を予測するのは結局極めて難しいが、不可能ではないです。

とはいえ、このクラスでは役に立つ知識もたくさん得る事が出来ましたし、金融知識があまりない人にとっては基本的な金融知識を得る素晴らしいクラスだと思います。


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Ethics [必修クラス(Required class)]

Ethicsのクラスは、入学1年目の春学期に取る必須クラスです。春セメスターの後半半分の期間勉強します。いつの時代も大企業の粉飾決済や詐欺まがいなビジネス等が横行しており、ビジネススクールとしては、将来のリーダー達に清く正しい倫理観を身に付けさせる事は非常に重要なタスクとなっています。


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成績評価は非常にシンプルで、個人のプレゼンテーション(教授がテーマを数十個あげて、その中から自分が興味のあるものを選択)が60%、ファイナルのペーパーが40%です。ファイナルのペーパーでは、自分にとって大切な価値観はなんなのかを棚卸しし、優先順位をつけます。そして、自分のキャリアの中で、大切としてきた事や自己のモラルのガイドラインを作成したりします。また、自分のロールモデルとなる人、反面教師となる人を具体的にあげて学ぶべき事をまとめました。

授業は、教授がレクチャーをして、それを元にディスカッションをする感じです。このクラスは、教授が新任の方で、成績について甘くしますと明言していて、かなりゆるい雰囲気でした。

倫理学は会計やファイナンスと違い、明確な正解は無い為、本当に役の立つ学習をする為には本やケースのリーディングよりも自分自身と真剣に向き合う事が一番なのでは無いかと思います。


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タグ:Ethics 倫理 MBA
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